「南米一人旅ってどのくらいかかるの?」「ペルーとチリ、どっちが安い?」「節約すれば30万円以下でも行ける?」——南米旅行を計画する上で、費用の見積もりは最初の壁です。
結論から言うと、南米は距離のわりに現地物価が安く、10日間なら20〜30万円、1ヶ月でも45〜60万円で一人旅が可能です。最大のコストは航空券(15〜25万円)で、現地の宿泊・食費は東南アジアと同水準かそれ以下の国もあります。
この記事では、南米5カ国(ペルー・チリ・アルゼンチン・ボリビア・エクアドル)の国別コスト比較から、旅行日数別の総予算シミュレーション、費用を抑える具体的な節約術まで、数字ベースで徹底解説します。
📅 情報確認日:2026年4月3日
こんな人に読んでほしい:
- 南米一人旅の費用総額を事前に把握したい
- 国ごとの物価・1日あたりのコストを比較したい
- 予算別(20万・30万・50万)でどのプランが組めるか知りたい
- 航空券・宿泊・食費それぞれの節約ポイントを知りたい
- 女性一人でも安全に行ける予算感を知りたい
結論早見表:南米5カ国の費用比較
| 国 | 1日予算目安 | 宿泊(ドミトリー) | 1食あたり | 日本からの航空券 |
|---|---|---|---|---|
| ペルー | 7,000〜10,000円 | 1,500〜3,000円 | 500〜2,000円 | 15〜20万円 |
| チリ | 8,000〜12,000円 | 2,000〜4,000円 | 800〜2,500円 | 18〜25万円 |
| アルゼンチン | 6,000〜9,000円 | 1,500〜3,500円 | 500〜2,000円 | 18〜24万円 |
| ボリビア | 4,000〜7,000円 | 1,000〜2,500円 | 300〜1,200円 | 南米内乗継 |
| エクアドル | 5,000〜8,000円 | 1,500〜3,000円 | 500〜1,800円 | 17〜22万円 |
南米一人旅の費用:3つの大きな内訳
南米旅行の費用は大きく3つに分けられます。この3つを把握してから予算計画を立てましょう。
① 航空券(全体の50〜60%を占める最大コスト)
日本から南米への航空券は、往復15〜25万円が相場です。南米は地球の反対側にあるため、航空券が総費用の半分以上を占めることがほとんど。ここをどう抑えるかが南米旅の予算管理の核心です。
主な出発ルートと費用感(2026年):
| 目的地 | 経由地 | 往復相場 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| リマ(ペルー) | 北米/中米経由 | 15〜20万円 | 約20〜24時間 |
| サンティアゴ(チリ) | 北米/欧州経由 | 18〜25万円 | 約24〜30時間 |
| ブエノスアイレス(アルゼンチン) | 北米/欧州経由 | 18〜24万円 | 約24〜30時間 |
| キト(エクアドル) | 北米経由 | 17〜22万円 | 約20〜24時間 |
💡 ボリビアへは南米内乗継が基本。日本から直接フライトはないため、ペルー(リマ)やチリ(サンティアゴ)経由でアクセスします。
航空券を安くする3つの方法:
1. 早期購入:出発3〜6ヶ月前に購入すると2〜5万円安くなることが多い 2. LCCの乗継活用:ヨーロッパやアメリカのLCCを組み合わせると最安クラスに 3. LATAM航空の南米周遊エアパス:南米内4フライトが約10万円(個別購入の半額)
② 現地滞在費(宿泊+食事+移動)
現地の費用は思っていたより安いのが南米の特徴。特にボリビア・ペルー・エクアドルは東南アジアと同水準かそれ以下です。
宿泊費の目安:
| 宿泊タイプ | ペルー | チリ | アルゼンチン | ボリビア |
|---|---|---|---|---|
| ドミトリー(4〜8人) | 1,500〜2,500円 | 2,500〜4,000円 | 1,500〜3,000円 | 1,000〜2,000円 |
| 個室ゲストハウス | 3,000〜5,000円 | 5,000〜8,000円 | 3,000〜6,000円 | 2,000〜4,000円 |
| 中級ホテル | 6,000〜12,000円 | 10,000〜18,000円 | 6,000〜12,000円 | 4,000〜8,000円 |
食費の目安:
ペルーとボリビアは食費が特に安いです。ローカル食堂(メヌー:定食)なら300〜700円でランチが食べられます。チリは食費が南米で最も高い部類に入ります。
- ボリビア:ローカル食堂の定食 300〜500円、ビール 200円
- ペルー:セビーチェ(名物料理)700〜1,500円、定食 600〜1,200円
- アルゼンチン:名物ステーキ 1,500〜4,000円、定食 800〜2,000円
- チリ:定食 1,000〜2,500円、カフェ 600〜1,000円
③ 観光・アクティビティ(国や目的地で大きく変動)
南米の観光費用は目的地によって差が大きいのが特徴。マチュピチュやウユニ塩湖のように、アクセス費用が高い場所もあります。
主要スポットの費用目安:
| スポット | 入場料・ツアー費用 | 備考 |
|---|---|---|
| マチュピチュ(ペルー) | 約22,800円(152 USD) | 要事前オンライン予約・完売注意 |
| ウユニ塩湖ツアー(ボリビア) | 3日2泊で22,000〜33,000円 | ウユニ市内のツアー会社で申込可 |
| イグアスの滝(アルゼンチン/ブラジル) | 各5,000〜8,000円 | 両側入場で計10,000〜16,000円 |
| カッパドキア気球(参考:トルコ) | — | 南米ではなくトルコのアクティビティ |
| パタゴニア・トレッキング(チリ) | 入場料3,500円+宿泊費 | トレス・デル・パイネ国立公園 |
| ガラパゴス諸島(エクアドル) | 入場料15,000円+ツアー費用 | ツアー4〜7日で7万円〜 |
旅行日数別・予算シミュレーション
【10日間・予算20〜25万円】ペルー集中コース
南米はじめての方に最適なプランです。ペルー1カ国に絞り、マチュピチュを中心に回ります。
| 費目 | 金額 | 内訳 |
|---|---|---|
| 航空券(往復) | 150,000円 | 日本↔リマ 早期購入 |
| 宿泊(9泊) | 25,000円 | ドミトリー中心(2,800円/泊) |
| 食費 | 18,000円 | ローカル食堂中心(2,000円/日) |
| マチュピチュ入場料 | 23,000円 | 152 USD |
| 国内移動(クスコ↔マチュピチュ等) | 18,000円 | バス+列車 |
| 雑費・通信・保険 | 10,000円 | eSIM・お土産等 |
| 合計 | 約244,000円 | 10日間・ペルー1カ国 |
【2週間・予算30〜35万円】ペルー+ボリビア周遊コース
マチュピチュとウユニ塩湖の両方を狙う、一番人気の周遊パターンです。
| 費目 | 金額 | 内訳 |
|---|---|---|
| 航空券(往復+南米内1便) | 175,000円 | 日本↔リマ+南米内移動 |
| 宿泊(13泊) | 35,000円 | ドミトリー+個室混合 |
| 食費 | 25,000円 | ローカル食堂中心 |
| マチュピチュ入場料 | 23,000円 | 152 USD |
| ウユニ塩湖ツアー(3日2泊) | 28,000円 | 現地ツアー会社申込 |
| 国内移動・雑費・保険 | 24,000円 | バス・eSIM等 |
| 合計 | 約310,000円 | 14日間・2カ国周遊 |
【1ヶ月・予算50〜60万円】南米5カ国周遊コース
南米の主要絶景をすべて網羅する本格的な周遊旅行です。旅慣れた方や長期旅行者向けのプランです。
| 費目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 航空券(国際線+南米内7便) | 330,000円 | エアパス活用で節約可 |
| 宿泊(33泊) | 115,000円 | ドミトリー+個室混合 |
| 食費 | 55,000円 | ローカル中心・自炊一部あり |
| ツアー・アクティビティ | 30,000円 | マチュピチュ・ウユニ等 |
| その他(通信・保険・雑費) | 20,000円 | eSIM・海外保険・お土産 |
| 合計 | 約550,000円 | 34日間・5カ国周遊 |
南米旅行を安くする5つの節約テクニック
1. 航空券は「早期購入+乗継便」で20〜30%オフ
南米行きの航空券は、出発3〜6ヶ月前の早期購入が最も効果的です。また、LCCを組み合わせた乗継便(例:成田→ロサンゼルス→リマ)にすることで、同じルートが2〜4万円安くなることがあります。
スカイスキャナー・Google Flightsで価格変動をウォッチして、最安値タイミングを狙いましょう。
2. 南米内移動は「長距離バス」を活用する
南米の長距離バスは日本と比べて格安で、サービスも充実しています(食事つき・リクライニングシート)。例えば、リマ→クスコのバスは日本円で2,000〜4,000円(飛行機の1/5以下)。
ただし移動時間は長くなります(リマ→クスコは約20時間)。飛行機とバスをうまく使い分けましょう。
3. 宿泊は「ドミトリー」と「キッチン付きゲストハウス」を使い分ける
ドミトリーで宿泊費を1,500〜2,500円に抑えつつ、キッチン付きの宿に泊まれば食費も自炊で削減できます。滞在日数が長い都市では自炊を活用するだけで、食費が1日500〜1,000円変わってきます。
4. 「メヌー」(定食)でランチを安く食べる
南米のローカル食堂では、ランチタイムに「メヌー(定食)」を提供しています。スープ・メインディッシュ・飲み物がセットで300〜700円。観光地価格のレストランを避けて、地元の食堂を利用するだけで食費が半分以下になります。
5. eSIMで通信費を節約
南米では「Airalo」「Holafly」などのeSIMが使えます。複数国対応プランで15GB/30日が約5,000円。現地SIMの購入手続きが不要で、空港到着直後から使えるのもメリットです。
女性一人旅の追加コスト:安全への投資
女性一人旅の場合、安全のために以下の追加コストを予算に組み込むことをおすすめします。
- ドミトリーより個室優先:夜間の安全性が大幅に向上(追加2,000〜4,000円/泊)
- Uberなどの配車アプリ利用:夜間タクシーの代わりにUberを使用(追加500〜1,000円/日)
- グループツアー参加:一人での夜間行動を減らす(追加5,000〜15,000円/回)
- 海外旅行保険:緊急医療・荷物盗難に備えて必須(約5,000〜15,000円/月)
これらを含めても、女性一人旅の追加費用は1週間で1〜2万円程度です。安全への投資として積極的に組み込みましょう。
⚠️ 南米では盗難リスクに備えて海外旅行保険は必ず加入してください。
スマホやカメラの盗難は南米では珍しくありません。保険なしでは大きな損失につながります。
よくある質問
Q1. 南米一人旅で最も費用を抑えられる国はどこ?
A1. ボリビアが最も物価が安く、1日4,000〜7,000円で過ごせます。ただし、インフラ整備が遅れており旅慣れた人向けです。初めての南米なら、物価は少し高めでも観光インフラが整ったペルーがコスパ良く旅できます。Q2. 予算20万円で南米に行けますか?
A2. 厳しいですが不可能ではありません。航空券で15〜16万円使うと現地費用は4〜5万円(4〜5日間)しか残りません。最安値の航空券を狙い、ドミトリー+ローカル食堂に徹すれば、短期間(5〜7日)のペルー旅行であれば20〜22万円でギリギリ実現できます。余裕を持つなら最低25万円は用意しましょう。Q3. クレジットカードは使えますか?
A3. 主要都市や観光地では問題なく使えます。ただし、ローカル食堂や交通機関では現金のみのことが多いです。クレジットカードと現金(USD)を両方持参するのが基本です。特にアルゼンチンはインフレが激しく、クレジットカード決済が有利な場合があります。Q4. 旅行保険は必要ですか?
A4. 必須です。南米では盗難(スマホ・カメラ・財布)のリスクが高く、また高山病などで医療が必要になることもあります。クレジットカード付帯の保険は補償が薄いことが多いため、専用の海外旅行保険(三井住友海上・損保ジャパン等)への加入を強くおすすめします。Q5. 現地通貨への両替はどうすればよいですか?
A5. 日本円→現地通貨の直接両替はレートが悪いことが多いです。USD(米ドル)を日本で用意し、現地でペソ・ソルに両替するのが基本です。ただしアルゼンチンは通貨制度が複雑なため、クレジットカード払いを中心にする方が賢明です。まとめ:南米一人旅の費用計画のポイント
南米一人旅は、最大のコストが航空券(全体の50〜60%) であることを念頭において予算を組みましょう。
- 10日間なら20〜25万円(ペルー集中コース)
- 2週間なら30〜35万円(ペルー+ボリビア周遊)
- 1ヶ月なら50〜60万円(5カ国周遊)
現地の物価は意外と安く、ボリビアやペルーは東南アジア並みのコストで滞在できます。早期に航空券を確保し、ドミトリーとローカル食堂を活用すれば、30万円台でも南米の絶景を存分に楽しめます。
まずは南米一人旅おすすめ国ランキングで旅先を絞り込み、その後で具体的な費用計画を立てると効率的です。
最後に更新日:2026年4月3日
