一人旅の荷造りで「あれも必要、これも必要」と迷っていませんか?
まずは必携10を固定し、行き先(国内/海外・都市/自然)と季節で最小限の追加をするだけで、完璧な荷物リストが完成します。
荷物は3つの袋に分け、夜に5分の整理を習慣化すれば、忘れ物と探し物が激減。身軽で快適な一人旅を実現できます。
まず固定:共通の「必携10」
どこに行くにも必要な基本アイテムから確認しましょう。これさえあれば、最低限の旅は成立します。
- 身分証(運転免許証/学生証/保険証)
- クレカ+少額現金(非常用として現金も必須)
- スマホ+モバイルバッテリー(10,000mAh目安)
- 充電ケーブル2本(端子違い対策)
- 常備薬(痛み止め/胃腸薬/絆創膏/目薬)
- 保険証/海外は保険証券の控え
- 折りたたみ傘orレインジャケット
- ハンドタオル/ウェットティッシュ
- 耳栓/アイマスク(睡眠の質向上)
- 予備マスク(混雑&乾燥対策)
この10点があれば、急な天候変化や体調不良にも対応できます。特に常備薬と雨具は、現地調達が難しい場合があるので必ず持参しましょう。
行き先×シーンで「必要最小限」を追加
基本の必携10に加えて、行き先とシーンに応じて必要最小限のアイテムを追加します。
国内・都市
- モバイル決済/交通系IC:キャッシュレス対応
- 薄手の折りたたみトート:土産や上着の一時収納に便利
国内・温泉
- ジップ袋(濡れ物用):湯上がりの整理が早い
- ヘアゴム:入浴時の必需品
- 替え靴下:さっぱり感を演出
海/山/自然
- 日焼け止め:標高が高いほど紫外線が強い
- 帽子:熱中症予防と日焼け対策
- 虫よけ:特に夏の自然エリアでは必須
- 携帯ライト:夕方以降の視界確保
海外・都市
- eSIM/現地SIM:通信の確保
- 紙のホテル住所:スマホトラブル時の保険
- 指差しカード:言語の壁を越える助け
長距離移動
- ネックピロー:首と肩の負担軽減
- 機内/車内用スリッパ:体力温存で翌日の行動が楽
季節別:夏/冬/梅雨の「足し引き」
季節ごとの特別な配慮が必要なアイテムを整理しました。
夏
- 冷感タオル:首元の体温調節
- 日焼け止め:こまめな塗り直し用
- 薄手長袖(冷房/日差し対策)
- 凍らせたペットボトル(出発直前に準備)
冬
- 貼るカイロ:緊急時の体温維持
- 薄手ダウン/ウールインナー:温度調節の幅を広げる
- 手袋(スマホ対応):写真撮影時も便利
梅雨
- レインジャケット:傘では防げない横殴りの雨に
- 速乾タオル:濡れてもすぐ乾く
- 靴の防水スプレー:事前処理で快適度アップ
スタイル別:女子/ミニマリスト/カメラ好き
旅のスタイルに合わせて、さらに細かくカスタマイズしましょう。
女子の安心セット
- ミニ化粧ポーチ(リップ/日焼け止め/鏡/ヘアゴム/ナプキン)
- 小さめ斜め掛けバッグ:両手が空いて安全
ミニマリスト
- 洗濯前提:ホテルのハンドソープで手洗い→速乾ハンカチで干し
- 充電器は1ポート急速:ケーブル類を集約
カメラ好き
- 予備バッテリー:電池切れの心配なし
- SD 2枚(1日1枚運用):データ分散でリスク回避
- ブロワー/クロス:レンズメンテナンス用
- ストラップ:落下防止の基本
手元ポーチに入れる「すぐ使う」7点
機内や車内で頻繁に使うアイテムは、すぐに取り出せる場所に収納しましょう。
- スマホ+モバイルバッテリー
- イヤホン/耳栓
- ハンドクリーム/リップ
- 歯みがきセット(ミニ)
- 小さなスナック/タブレット
- ティッシュ/ウェットティッシュ
- 予約のQR/チケット(紙とスクリーンショット両方)
このポーチは座席のポケットに入れて、必要な時にサッと取り出せるようにしておくのがコツです。
パッキングは「3層」で迷わない
荷物を使う場面で分けることで、必要な時に必要なものがすぐ見つかります。
手元ポーチ
座席で使うもの(上記7点)デイバッグ
観光中に使うもの:財布/水/軽上着/カメラメインバッグ
宿でしか使わないもの:着替え/替え靴/洗面用品小分けのコツ
- 衣類圧縮バッグ:上衣/下衣/下着で色を分ける
- トイレタリーは透明ポーチ:液体はこぼれ対策でジップ袋二重
- ケーブルは小さなポーチ:長短2本に分けると絡まない
海外機内手荷物の「液体ルール」メモ
海外旅行では液体の持ち込み制限があります。2025年現在の基本ルールは以下の通りです。
- 100ml(g)以下の容器に分け、1L以下の透明ジッパー袋にまとめる
- 袋のサイズ目安:縦横20cm以下(マチなし)
- 1人1袋まで
スプレー/エアゾールは航空会社の規定も要確認。常用薬は処方箋/英文説明の写しがあると安心です。
出発前に利用空港の最新情報を確認することをおすすめします。
「忘れがち」トップ10(思い出す用)
経験者がよく忘れるアイテムをリストアップしました。出発前の最終チェックに使ってください。
- 充電アダプタ(ケーブルだけ持ってくる)
- 替えの靴下/タイツ
- 爪切り/爪やすり
- 目薬
- 保冷剤代わりの濡れタオル(夏)
- 常備薬の数(日数+2回分)
- ジップ袋(濡れ物/ゴミ/整理に万能)
- 小銭(屋台/ロッカー用)
- ミニ洗濯ロープ/洗濯ばさみ
- 緊急連絡先を紙で(スマホ紛失対策)
1泊2日の具体例(都市型・春)
実際のパッキング例を参考に、自分なりの組み合わせを見つけてください。
着替え
上1/下1/下着1/靴下1(+上着1は機内/車内で着用)ケア用品
スキンケア3点を100ml以下の小ボトルに、メイクはミニパレット化ガジェット
充電器1/ケーブル2/モバイルバッテリー1紙の備え
ホテル住所・予約番号・緊急先をメモ水と軽食
500ml+ナッツ/グミデイバッグ3kg前後を目安にすると、肩と腰への負担が軽減されます。
夜の「5分整理」ルーティン
毎晩この5分を習慣化することで、翌朝の準備が格段に楽になります。
- 充電(スマホ/モバイルバッテリー/カメラ)
- 補充(ティッシュ/ウェット/目薬)
- ゴミ捨て(レシート/空袋)
- 写真の★印を10枚だけ選択
- 明日の服を一番上に配置
この習慣により、朝の身支度時間が短縮され、余裕を持って出発できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. キャリーかバックパック、どっちがいい?
段差や路面が多い旅=バックパック、きれいな都市移動中心=小型キャリーが快適。どちらも7kg前後を目安にしましょう。
Q2. 服がかさばる…
同系色で上下を回す(2×2で4パターン)。圧縮バッグは"戻しにくさ"もあるので、上衣/下衣/下着で分けるだけでも十分効果的です。
Q3. 化粧品の漏れが心配
フタの合わせ目にラップ→ジップ袋二重。立てて収納し、透明ポーチにまとめることで漏れても被害を最小限に抑えられます。
Q4. 海外で盗難が不安
バッグは前持ち、貴重品は分散。紙メモ(宿住所/連絡先)をポケットに。困ったら公式カウンター/警察/宿へ相談しましょう。
まとめ:固定+少しの追加で「迷わない」
必携10を"土台"に、行き先と季節で少し足すだけ。
荷物は3層で分け、夜5分の整理を重ねれば、身軽さと安心感のバランスがちょうどよくなります。
次の旅は、このチェックリストから始めてみてください。きっと今までよりもスマートで快適な一人旅を実現できるはずです。