「一人旅にはリュックとスーツケース、どっちがいいの?」「バッグ選びで失敗したくない」「旅のスタイルに合った最適なバッグが知りたい」そんな悩みを抱えていませんか?
実は一人旅のバッグ選びは、旅の快適さを80%決める最重要ポイントです。適切なバッグを選べば移動がスムーズになり、観光に集中できます。逆に間違ったバッグを選ぶと、重さで疲れたり、荷物の出し入れにストレスを感じたりと、旅の満足度が大きく下がってしまいます。
この記事では、一人旅歴10年のトリフレ編集部が実際に20種類以上のバッグを検証した結果をもとに、旅のスタイル別おすすめバッグと失敗しない選び方を徹底解説します。
最終検証:2025年10月19日
この記事で解決できる5つの悩み
1. リュック vs スーツケース問題 → 旅のスタイル別に最適解を提示 2. 容量サイズが分からない → 泊数・季節別の適正容量を数値で解説 3. 機能性重視 vs デザイン重視 → 両立できるバッグの選び方 4. 予算内で最高のバッグ → 価格帯別おすすめ20選 5. 実際の使用感が知りたい → 編集部の実体験レビュー付き
なぜバッグ選びが一人旅の成否を分けるのか?
1. 移動の自由度が劇的に変わる
両手が空くリュックなら、スマホで地図を見ながら歩ける。スーツケースなら階段で苦労する――たったこれだけで、旅の疲労度が2倍変わります。2. 防犯対策の要になる
一人旅では自分で荷物を守る必要があります。背面アクセスのリュックや、TSAロック付きスーツケースなど、バッグの機能が直接安全性に影響します。3. パッキング効率が旅の準備時間を左右
内部構造が優れたバッグなら、10分でパッキング完了。整理しにくいバッグだと30分以上かかり、忘れ物のリスクも増えます。【基礎知識】一人旅バッグの3大タイプ徹底比較
リュック(バックパック)
メリット
- 両手が完全フリー(地図・カメラ操作が楽)
- 階段・悪路でもストレスフリー
- 機内持ち込みサイズが豊富
- コインロッカーに入れやすい
デメリット
- 長時間背負うと肩・腰に負担
- 荷物の出し入れに手間
- スーツ・ドレスコードには不向き
- 満員電車で邪魔になる
おすすめシーン
- 国内の電車・バス旅
- 街歩き中心の観光
- アウトドア・ハイキング併用
- 短期間(1-3泊)の旅
スーツケース
メリット
- 重い荷物でも楽に運べる
- 衣類がシワになりにくい
- 荷物の整理・取り出しが簡単
- ビジネス・フォーマルシーンにも対応
デメリット
- 階段・砂利道で苦労
- 満員電車では邪魔
- 保管場所に困る(コインロッカーに入らないことも)
- 重量そのものが重い(2-4kg)
おすすめシーン
- LCC以外の飛行機移動
- ホテル滞在型の旅
- 長期滞在(4泊以上)
- ビジネス出張
ボストンバッグ
メリット
- 開口部が広く荷物の出し入れ簡単
- 手提げ・肩掛け2wayで使える
- カジュアル・ビジネス両対応
- 折りたためるソフトタイプもある
デメリット
- 長時間持つと片方の肩に負担
- 両手が塞がる
- 防犯面でやや不安
- 容量の割にかさばる
おすすめシーン
- 1泊2日の短期旅行
- 車移動メインの旅
- ジム・温泉併用の旅
- 荷物が少ない人
【泊数別】最適なバッグ容量ガイド
| 旅行期間 | 推奨容量 | バッグタイプ | 備考 |
|---|---|---|---|
| 日帰り | 10-15L | デイパック | 財布・スマホ・カメラ程度 |
| 1泊2日 | 20-30L | リュック・ボストン | 着替え1セット+洗面用具 |
| 2-3泊 | 30-40L | リュック・機内持込スーツケース | 着替え2-3セット |
| 4-7泊 | 50-60L | 中型スーツケース | 現地洗濯前提なら40Lでも可 |
| 8泊以上 | 70L以上 | 大型スーツケース | 冬の長期滞在・お土産多め |
季節による容量調整
- 夏(6-8月):基準容量でOK
- 春・秋(3-5月、9-11月):+5L(羽織物追加)
- 冬(12-2月):+10L(アウター・防寒着)
【シーン別】おすすめバッグ20選
A. 国内1-2泊の週末旅行向け(予算:5,000-15,000円)
1. パタゴニア「ブラックホール・パック 25L」
- 容量: 25L
- 重量: 590g
- 価格: 14,300円
- 特徴: 防水性抜群、ビジネスでも使えるシンプルデザイン
2. ノースフェイス「シャトルデイパック」
- 容量: 25L
- 重量: 1,070g
- 価格: 17,600円
- 特徴: PC収納可、通勤・旅行兼用に最適
3. カリマー「SL 20」
- 容量: 20L
- 重量: 420g
- 価格: 8,800円
- 特徴: 超軽量、女性におすすめ
B. 国内3-4泊の中期旅行向け(予算:10,000-30,000円)
4. グレゴリー「デイ&ハーフパック」
- 容量: 33L
- 重量: 740g
- 価格: 15,400円
- 特徴: 拡張機能付き、背面アクセス可
5. 無印良品「機内持ち込みできるスーツケース」
- 容量: 35L
- 重量: 2.6kg
- 価格: 12,900円
- 特徴: コスパ最強、シンプルデザイン
現役CAが監修したこのスーツケースは、機内持ち込み可能サイズでありながら拡張機能付き。一人旅で「行きは軽量、帰りはお土産でパンパン」というシーンに最適です。ストッパー付きで電車内でも安定します。
C. 海外1週間の中長期旅行向け(予算:15,000-50,000円)
6. オスプレー「フェアビュー 40」
- 容量: 40L
- 重量: 1,420g
- 価格: 23,100円
- 特徴: 女性専用設計、機内持込可、背面アクセス
7. ミレー「クーラ 30」
- 容量: 30L
- 重量: 940g
- 価格: 16,500円
- 特徴: 軽量・コンパクト、LCC向け
8. リモワ「エッセンシャル キャビン S」
- 容量: 37L
- 重量: 3.2kg
- 価格: 79,200円
- 特徴: 一生モノ、TSAロック、10年保証
D. バックパッカー・長期旅行向け(予算:20,000-60,000円)
9. ドイター「トランスアルパイン 30」
- 容量: 30L
- 重量: 1,170g
- 価格: 19,800円
- 特徴: 登山兼用可、通気性抜群
10. キャビンゼロ「ミリタリー 44L」
- 容量: 44L
- 重量: 760g
- 価格: 12,100円
- 特徴: コスパ最強、機内持込可
失敗しないバッグ選び7つのチェックポイント
1. 重量は本体1kg以下が理想
バッグ本体が重いと、中身を入れる前からハンデを背負います。リュックなら500-800g、スーツケースでも2.5kg以下を目安に選びましょう。
軽量化の目安
- 500g以下:超軽量(長時間背負っても疲れにくい)
- 500-1,000g:標準(1-2泊に最適)
- 1,000-1,500g:やや重め(機能性重視)
- 1,500g以上:重量級(避けるべき)
2. 防水性能は必須
突然の雨や、飲み物のこぼれから荷物を守るため、最低限の撥水加工は必須。特にリュックは、ナイロン製か防水ジッパー付きを選びましょう。
3. 背面アクセスで防犯対策
リュックの場合、背中側からメインコンパートメントにアクセスできるタイプが◎。背負ったままファスナーを開けられず、スリ対策になります。
4. PCスリーブの有無
ノマドワーカーや仕事兼用で使う人は、13-15インチPC対応のクッション付きスリーブがあると安心。
5. 拡張機能
帰りの荷物増加に対応できる、ファスナーで容量を5-10L増やせる拡張機能付きが便利。
6. キャリーオン対応
スーツケースの持ち手に通せるスリーブがあると、空港での移動が劇的に楽になります。
7. 保証期間
1万円以上のバッグなら、最低1年、できれば3年以上の保証があるブランドを選びましょう。
【実体験】編集部の失敗談&成功談
失敗談1:容量オーバーで後悔(30代女性・編集部K)
「韓国2泊3日に20Lのリュックで行ったら、コスメのお土産が入らず帰りに段ボール郵送…。30Lにしておけば良かった」
教訓: お土産を買う予定なら、+10Lの余裕を持つ
失敗談2:重すぎて旅が苦行に(20代男性・編集部M)
「初めての海外で70Lバックパックに全部詰め込んだら、重さ20kg超え。移動のたびに地獄を見ました」
教訓: 「荷物は持てる重さ×0.7」が適正量
成功談1:リュック1つで2週間旅行(40代女性・編集部S)
「ヨーロッパ2週間を40Lリュックで完走。現地で洗濯しながら回ったら、身軽で最高の旅になりました」
ポイント: 現地調達・洗濯前提なら長期でもコンパクトに
成功談2:サブバッグが大活躍(30代男性・編集部T)
「機内持込スーツケース+折りたたみトート。観光時は身軽、ホテルには大荷物を置いて最強の組み合わせ」
ポイント: メイン+サブの2個持ちが実は最強
パッキングを劇的に効率化する3つのアイテム
圧縮トラベルポーチは、衣類の容積を約50%削減できる魔法のアイテム。ファスナーを閉めるだけで空気が抜け、バッグ内のスペースを大幅に節約できます。内ポケット付きで小物の整理も簡単。
海外一人旅では貴重品の管理が最重要。セキュリティポーチなら、パスポート・現金・カードを服の下に隠して持ち運べます。RFID対応でスキミング防止機能付き。首掛け・腰巻き・斜め掛けの3way仕様で、旅先の状況に合わせて使い分けられます。
一人旅を120%楽しむバッグ活用術
テクニック1:メイン+サブの2個持ちシステム
メインバッグ(ホテルに置く)
- 着替え・洗面用具・充電器など
サブバッグ(街歩き用)
- 財布・スマホ・カメラ・飲み物
この使い分けで、観光中は身軽に動け、ホテルには大荷物を安全に保管できます。
テクニック2:カテゴリ別ポーチで整理整頓
- 衣類ポーチ:圧縮タイプで省スペース
- ガジェットポーチ:充電器・ケーブル類
- 衛生ポーチ:洗面用具・薬
- 書類ポーチ:パスポート・チケット
ポーチ分けすることで、荷物を探す時間がゼロに。取り出しやすさも格段にアップします。
テクニック3:重いものは下、軽いものは上
リュックの場合、重心を腰に近づけることで疲労を軽減できます。
パッキング順序 1. 最下部:靴・重い衣類 2. 中間:メイン荷物(着替え等) 3. 上部:軽い衣類・タオル 4. 最上部:すぐ使うもの(羽織物・雨具)
旅仲間と出会えるアプリで荷物シェア
Torifure(トリフレ)は、旅先でスポット単位でマッチングできる一人旅専用アプリです。
「荷物が多すぎてタクシーシェアしたい」「大容量のお土産を一緒に買って送料を割り勘したい」といった、一人旅ならではの悩みを解決できます。
主な機能
- スポット単位のマッチング(柔軟な一人旅スタイルを維持)
- タクシー代・食事のシェアで節約
- 重い荷物の持ち運びを助け合える
- 認証バッジで安心・安全
特に「大きなスーツケースで階段を運ぶのが大変」「お土産を大量に買いたいけど一人では持てない」というシーンで、気軽に助け合える仲間を見つけられます。
一人旅の自由さを保ちつつ、必要なときだけ協力できる――これがトリフレの最大の魅力です。
【Q&A】バッグ選びのよくある質問
Q1. 初めての一人旅、リュックとスーツケースどっちがいい?
A1. 国内1-2泊ならリュック、海外や3泊以上ならスーツケースがおすすめ。移動手段が電車・バス中心ならリュック、飛行機・タクシー中心ならスーツケースが快適です。Q2. 機内持ち込みサイズの基準は?
A2. 一般的に3辺の合計が115cm以内、各辺が55cm×40cm×25cm以内、重量10kg以内。LCCはさらに厳しい場合があるので、航空会社の公式サイトで事前確認を。Q3. バッグの耐久性はどう見極める?
A3. ファスナーがYKK製、生地が500D以上のナイロン、ブランド保証が3年以上あれば信頼できます。レビューで「ファスナーが壊れた」という声が多いブランドは避けましょう。Q4. 雨対策は必要?
A4. 撥水加工は最低限必須。完全防水を求めるなら、レインカバー付きのリュックか、防水スプレーで追加コーティングを。Q5. バッグの色は何色がおすすめ?
A5. 黒・紺・グレーなどの暗色系が汚れが目立たず実用的。ただし、荷物受取所で見つけにくいので、目印のキーホルダーやステッカーをつけると◎。Q6. 高級バッグと格安バッグ、どっちを選ぶべき?
A6. 年1-2回の旅行なら格安バッグ(5,000-10,000円)でOK。年4回以上旅するなら、20,000円以上の高品質バッグが長期的にはコスパ良し。Q7. 女性におすすめのバッグは?
A7. オスプレー「フェアビュー」シリーズは女性専用設計で背負い心地抜群。軽量重視ならカリマー、デザイン重視ならエース「HaNT」シリーズがおすすめ。Q8. 男性におすすめのバッグは?
A8. グレゴリー「デイ&ハーフパック」は機能性とデザインのバランスが◎。ビジネス兼用なら「インケース」、アウトドア兼用なら「ドイター」が最適。まとめ:自分に合ったバッグで最高の一人旅を
一人旅のバッグ選びは、「旅のスタイル」×「泊数」×「移動手段」の3要素で決まります。
バッグ選びの3つの鉄則
1. 旅のスタイルに合わせる
- 街歩きメイン → リュック
- ホテル滞在型 → スーツケース
- 両方楽しむ → メイン+サブの2個持ち
2. 容量は「必要量+10L」
- お土産購入を見越して余裕を持つ
- 圧縮ポーチで調整可能に
3. 投資価値のあるバッグを選ぶ
- 年4回以上旅するなら20,000円以上
- 保証3年以上のブランド
- 口コミ・レビューで実績確認
最後のメッセージ
「完璧なバッグ」は存在しません。あなたの旅のスタイル、体格、予算に合った「ベストなバッグ」を見つけることが重要です。
最初は失敗するかもしれません。でも、旅を重ねるごとに「自分にとって最高のバッグ」が見えてきます。この記事がその第一歩になれば幸いです。
身軽な準備で、心に余裕を持って――最高の一人旅を楽しんでください!
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参考データ・最新情報
航空会社別機内持ち込みサイズ
- JAL/ANA(国内線100席以上):3辺合計115cm以内、重量10kg以内
- LCC(Peach、ジェットスター):3辺合計115cm以内、重量7kg以内
- 国際線(主要航空会社):3辺合計115cm以内、重量10kg以内
バッグ素材の特徴
- ナイロン:軽量・撥水性・耐久性のバランス◎
- ポリエステル:安価・カラーバリエーション豊富
- 本革:高級感・経年変化を楽しめる(重い)
- 合成皮革:本革風・手入れ簡単(耐久性△)
最終更新日
2025年10月19日トリフレ編集部では、最新のトラベルグッズ情報を定期的に更新しています。快適な一人旅を!
