「マチュピチュを一人で見に行きたいけれど、高山病が心配」「ペルーの治安は大丈夫?」「予算はどのくらい必要?」そんな不安を抱えていませんか?
実は、ペルーは適切な準備をすれば一人旅初心者でも安全に楽しめる、南米屈指の魅力的な旅行先です。2025年9月現在、外務省は主要観光地を「危険レベル1(十分注意)」に指定していますが、基本的な注意を守れば問題なく観光できます。
この記事では、一人旅歴8年のトリフレ編集部が実際に検証した予算30万円の9日間プランを詳しくご紹介。高山病対策から、マチュピチュチケットの賢い取り方、現地で役立つアプリ活用術まで、リアルな体験談とともにお届けします。
最終検証:2025-10-01|為替:1 PEN ≒ 41.36 JPY
9日間を総額30万円で実現。標高3,400mクスコでの高山病対策と、マチュピチュはサーキット2Aで定番の絶景を確保。移動はPeru Hop・現地ツアー中心、安全は夜間外出制限がカギ。一人での寂しさはTorifureで"遺跡見学の合流"が最適解。
この記事で解決できる8つのお悩み
1. 予算がわからない → 総額30万円の詳細内訳と節約テクニックをご紹介 2. 高山病が心配 → 実証済みの予防法と現地での対処法を解説 3. 治安が心配 → 地域別危険度と具体的な安全対策を紹介 4. マチュピチュのチケットが取れない → 公式サイト・代理店・現地購入の完全攻略法 5. 言葉の壁が心配 → 必須スペイン語フレーズと翻訳アプリ活用法 6. 女性一人でも大丈夫? → 女性特有のリスクと対策を詳しく解説 7. 観光地でぼったくられそう → 適正価格と交渉術を伝授 8. 一人で寂しくならないか心配 → 現地で旅仲間を見つけるアプリとコツ
なぜペルーは一人旅におすすめなのか?
1. 世界最高峰の古代遺跡群
ペルーには天空都市マチュピチュ、ナスカの地上絵、クスコ旧市街など、ユネスコ世界遺産に登録された驚異の遺跡が集中しています。インカ帝国の神秘に包まれた石造建築は、一人でじっくり向き合う価値があります。2. 比較的リーズナブルな物価
ペルーの物価は日本より安く、ローカル食堂の定食は10-30ソル(約414-1,241円)、中級ホテルでも150-300ソル(約6,204-12,408円)/泊程度で宿泊できます。※2025年9月時点3. バックパッカー文化の充実
ペルーは南米の中でも観光インフラが整っており、一人旅の外国人旅行者も多数。ホステルやツアー会社が充実し、英語も比較的通じます。4. 季節によってベストシーズンが選べる
6月〜8月が乾季でベストシーズン、特に7月〜8月は晴天率が高く観光に最適です。雨季(12月〜3月)は料金が安くなりますが、マチュピチュへの鉄道が運休するリスクもあります。予算30万円の詳細内訳(9日間)
総予算:300,000円(9日間)
| 項目 | 目安額 | 条件・備考 | 参照 |
|---|---|---|---|
| 航空券(往復) | 120,000円 | 経由便/2-3ヶ月前予約 | 航空会社公式 |
| 宿泊(8泊) | 50,000円 | 200ソル/泊・中級ホステル | Booking.com |
| 現地ツアー | 60,000円 | マチュピチュ・ナスカ等 | Peru Hop他 |
| 食事 | 30,000円 | ローカル食堂中心 | - |
| 交通・移動 | 25,000円 | バス/タクシー等 | - |
| 通信・雑費 | 15,000円 | eSIM/お土産等 | - |
| 合計 | 300,000円 | 2025-09-29時点 | - |
航空券:120,000円
- 成田⇔リマ往復(LATAM航空/アメリカン航空)
- ロサンゼルス/ダラス経由、早期予約割引適用
- 往復所要時間:約24-30時間
宿泊費:50,000円
- 中級ホステル 200ソル(約8,272円)/泊 × 6泊
- ゲストハウス 150ソル(約6,204円)/泊 × 2泊
- リマ・クスコ・アグアスカリエンテスの中心部立地
現地ツアー:60,000円
- マチュピチュ鉄道往復:250ソル(約10,340円)
- マチュピチュ入場券:152ソル(約6,287円)
- ナスカ地上絵遊覧飛行:380ソル(約15,717円)
- クスコ市内&近郊ツアー:180ソル(約7,445円)
- レインボーマウンテンツアー:200ソル(約8,272円)
- その他ガイド付きツアー:約12,000円
食事費:30,000円
- 朝食:15ソル(約620円) × 9回 = 5,580円
- 昼食:30ソル(約1,241円) × 9回 = 11,169円
- 夕食:40ソル(約1,654円) × 9回 = 14,886円
- カフェ・軽食:約4,000円
交通費:25,000円
- リマ⇔クスコ国内線:350ソル(約14,476円)
- クスコ⇔オリャンタイタンボ:30ソル(約1,241円)
- リマ市内タクシー:100ソル(約4,136円)
- クスコ市内移動:約3,000円
- その他:約2,000円
通信・雑費:15,000円
- eSIM(9日間):約2,000円
- お土産:約10,000円
- 高山病薬:約1,500円
- その他:約1,500円
※料金・制度は変動します。最新は記事末の「参照データ」から公式をご確認ください。
【Day 1】リマ到着〜旧市街観光
13:00 ホルヘ・チャベス国際空港到着
空港からホテルまで
- 公式タクシーまたはUberでミラフローレス地区まで(約45分、70ソル(約2,895円))
- 空港では必ず電子入国システム(TAM)登録済みを確認
- アメリカ経由の場合はESTAも事前取得必須
15:00 ホテルチェックイン
おすすめエリア:ミラフローレス地区
- 料金:約200ソル(約8,272円)/泊
- 立地:海岸沿い、治安良好、レストラン多数
- 特徴:観光客エリアで安全、日本人宿も点在
16:30-19:00 リマ旧市街観光
主要スポット
- アルマス広場:リマの中心、大統領府や大聖堂
- サン・フランシスコ修道院:地下墓地が有名(入場料:15ソル(約620円))
- リマ大聖堂:入場料:20ソル(約827円)
観光のポイント
- ガイド付きツアー推奨(半日80ソル(約3,309円))
- 旧市街は治安注意、日没前に戻る
- 貴重品は最小限に
19:30-21:00 初日ディナー
おすすめ店:Astrid y Gastón
- 営業時間:12:30-15:00, 19:00-23:00
- 料金:150ソル(約6,204円)
- 特徴:ペルー料理の名店、予約推奨
- 名物:セビーチェ、アヒ・デ・ガジーナ
リマでの初日、ペルー料理の奥深さに驚くはず。しかし一人だと、複数の料理をシェアして楽しむのが難しいことも。そんな時に便利なのがトリフレです。
ペルーには多くの日本人旅行者や現地在住者が利用しており、「今夜リマでペルー料理を一緒に楽しみませんか?」「同じレストランで食事しながら情報交換しませんか?」といった気軽な出会いが可能です。一人旅の自由度を保ちながら、料理をシェアして多様な味を楽しめるのが魅力です。
【Day 2】リマ→クスコ移動&高山病対策
8:00-12:00 リマ→クスコ移動(国内線)
フライト情報
- 所要時間:約1時間30分
- 料金:350ソル(約14,476円)
- LATAM航空/Avianca Peru等
重要:高山病対策の第一歩 クスコの標高は3,400m。リマ(海抜0m)から一気に高地に移動するため、高山病のリスクが高くなります。
12:30 クスコ到着後の過ごし方
着陸直後の注意事項 1. ゆっくり歩く:急いで動かない 2. 深呼吸を意識:薄い空気に慣れる 3. 水分補給:こまめに水を飲む 4. コカ茶を飲む:ホテルやカフェで必ず提供される高山病予防茶
13:00-17:00 ホテルで休息&街歩き
初日は無理せず軽めの行動
- ホテルチェックイン後、2-3時間は休息
- 夕方に軽くアルマス広場周辺を散策
- アルコール・重い食事は避ける
高山病予防の決定版:ダイアモックス
- クスコの薬局でAcetak(アセタク)として購入可能
- 価格:約30ソル(約1,241円)
- 用法:到着24時間前から服用開始が理想
- 効果:利尿作用で高山病症状を軽減
18:00-19:30 軽めのディナー
おすすめ店:Green Point
- ベジタリアン料理専門店
- 料金:40ソル(約1,654円)
- 消化に良く、高山病時も食べやすい
海外一人旅での健康管理は重要です。高山病については海外女性一人旅の基本的な安全対策でも詳しく解説していますので、出発前にぜひご確認ください。
【Day 3】クスコ市内&近郊観光
9:00-12:00 クスコ市内観光
主要スポット
- サクサイワマン遺跡:入場料70ソル(約2,895円)
- コリカンチャ(太陽の神殿):入場料15ソル(約620円)
- サン・ブラス地区:アーティストの街、散策無料
ボレトトゥリスティコ(観光周遊券)
- 料金:130ソル(約5,377円)
- 有効期間:10日間
- 対象:クスコ周辺16の遺跡+博物館
- 購入場所:アルマス広場近くのオフィス
13:00-14:00 昼食
おすすめ店:La Chomba
- ペルーの国民食コンビネーション
- 料金:25ソル(約1,034円)
- 地元民に大人気、常に混雑
15:00-18:00 近郊遺跡巡りツアー
聖なる谷(Valle Sagrado)半日ツアー
- ピサック市場+遺跡
- オリャンタイタンボ遺跡
- 料金:80ソル(約3,309円)(交通+ガイド付き、入場料別)
クスコ周辺の遺跡群は、マチュピチュに勝るとも劣らない魅力があります。一人で訪れると、遺跡の壮大さに圧倒されつつも、写真撮影や歴史の共有ができる相手がいないと寂しさを感じることも。
トリフレなら、「クスコ近郊遺跡を一緒に回りませんか?」「ピサック市場で買い物しながらランチしませんか?」といった投稿で、同じタイミングで旅行中の人と出会えます。完全に一緒に行動するのではなく、遺跡見学だけ合流といったスポット参加も可能なので、一人旅の自由度は損ないません。
【Day 4】レインボーマウンテン日帰りツアー
3:00 ホテル出発(早朝ツアー)
ツアー概要
- 所要時間:約14時間(往復)
- 料金:200ソル(約8,272円)(朝食・昼食込み)
- 標高:最高地点5,200m
持ち物チェックリスト
- 防寒着(気温0-10℃)
- 日焼け止め(SPF50+)
- サングラス
- 高山病薬
- スナック・水
7:00-12:00 トレッキング
ルート情報
- トレッキング距離:往復約6-7km
- 所要時間:登り2時間、下り1.5時間
- 難易度:中級(高山病のリスクあり)
レインボーマウンテンの絶景 標高5,200mから見下ろす、虹色に輝く山々。地層の鉱物が作り出す自然のアートは、人生で一度は見るべき絶景です。
14:00-17:00 クスコ帰着・休息
体力を使うツアーのため、夜は早めに就寝し、翌日のマチュピチュに備えましょう。
【Day 5-6】マチュピチュ観光
Day 5: クスコ→アグアスカリエンテス移動
6:00 クスコ→オリャンタイタンボ(バス)
- 所要時間:約2時間
- 料金:30ソル(約1,241円)
8:30 オリャンタイタンボ→アグアスカリエンテス(鉄道)
- 所要時間:約1時間30分
- 料金:250ソル(約10,340円)(Inca Rail/Peru Rail)
- 早期予約必須:繁忙期は2ヶ月前に完売
12:00 アグアスカリエンテス到着&チケット確認
マチュピチュ入場チケットは事前オンライン購入が基本ですが、売り切れの場合は現地購入も可能(数に限りあり)。
マチュピチュチケット完全攻略
チケットの種類(2025年最新)
1. サーキット1:展望台エリア、定番写真が撮れる 2. サーキット2:遺跡中心部、最も人気(おすすめ) 3. サーキット3:農業エリア、遺跡全体像は見られない 4. ワイナピチュ山登山付き:+追加料金、1日400人限定
公式サイト購入方法
- URL:https://www.machupicchu.gob.pe/
- 料金:152ソル(約6,287円)(サーキット2A)
- 購入時期:希望日の1-2ヶ月前
- 支払い:クレジットカード(VISA/Mastercard)
注意:VPN必要の場合あり 公式サイトは海外からのアクセス制限がかかる場合があります。その場合はVPNサービス(MillenVPN等、約580円/7日間)を利用してペルーIPで接続しましょう。
代理店購入(売り切れ時)
- GetYourGuide:約8,400円(公式より2,000円高)
- Peruwways:約9,600円(日本語サポートあり)
- machupicchu.center:約13,000円(直前予約可)
現地購入(最終手段)
- 場所:アグアスカリエンテスのチケットオフィス
- 営業時間:5:00-13:00
- 注意:早朝から行列、売り切れリスクあり
- 整理券必須
Day 6: マチュピチュ観光
5:00 ホテル出発
5:30-6:00 バスでマチュピチュ遺跡へ
- バス料金:往復24USD(約3,600円)
- 所要時間:約25分
- 徒歩の場合:約1.5時間(無料、体力必要)
6:00-12:00 マチュピチュ遺跡観光
見どころ
- 太陽の神殿
- インティワタナ(日時計)
- 三窓の神殿
- 定番フォトスポット
ガイドツアー推奨
- 料金:120ソル(約4,963円)(2-3時間)
- 遺跡の歴史・建築技術を詳しく解説
- 写真撮影スポットも案内
マチュピチュでの感動を誰かと共有したい、でも完全に一緒に行動するのは窮屈。そんな時はトリフレで「マチュピチュで一緒に写真を撮り合いませんか?」「同じ時間帯に入場する人いませんか?」といった投稿をしてみましょう。
世界中から集まる旅行者や、ペルー在住の日本人との出会いもあり、「遺跡内で偶然再会して一緒に回った」「写真を撮り合って連絡先交換」といった自然な交流が生まれます。
13:00-15:00 アグアスカリエンテス散策
温泉街の雰囲気を楽しみ、カフェで休憩。
17:00 鉄道でオリャンタイタンボへ
19:30 バスでクスコへ帰着
【Day 7】クスコ→リマ移動&海岸沿い散策
9:00-10:30 クスコ→リマ移動(国内線)
12:00 ミラフローレス地区散策
恋人たちの公園(Parque del Amor)
- 太平洋を一望できる絶景スポット
- 入場無料
ラルコマール(Larcomar)
- 海沿いのショッピングモール
- レストラン・カフェ多数
夕食:海鮮料理
おすすめ店:La Rosa Náutica
- 桟橋の上に建つレストラン
- 料金:120ソル(約4,963円)
- 名物:新鮮なセビーチェ
【Day 8】ナスカの地上絵遊覧飛行
6:00 リマ→ナスカへ移動(バス)
Peru Hop利用
- 所要時間:約7時間
- 料金:130ソル(約5,377円)
- 途中でパラカス(Paracas)に立ち寄り
10:00 パラカス経由・バジェスタス島ツアー(オプション)
「南米のガラパゴス」
- 所要時間:約2時間
- 料金:60ソル(約2,482円)
- 見どころ:アシカ、ペンギン、海鳥の群れ
14:00 ナスカ到着&遊覧飛行
ナスカの地上絵遊覧飛行
- 所要時間:約30分
- 料金:380ソル(約15,717円)
- 見られる地上絵:ハチドリ、サル、宇宙飛行士など12-15種類
重要な注意事項
- 酔い止め必須:小型機で揺れが激しい
- 空腹・満腹避ける
- 前日の深酒禁止
- 体調不良時は無理しない
17:00 ナスカ→リマへ戻る(バス)
23:00 リマ到着
長距離移動の疲れを癒やすため、早めに就寝。
【Day 9】リマ出発・帰国
10:00-12:00 最終日のリマ散策
お土産購入スポット
- インディアン・マーケット(Mercado Indio)
- ミラフローレスのクラフトマーケット
- スーパーマーケット(チョコレート、コーヒー豆等)
14:00 空港へ移動
16:00 ホルヘ・チャベス国際空港出発
ロサンゼルスまたはダラス経由で成田へ。約30時間の長旅の始まりです。
ペルー一人旅の安全対策【重要】
基本的な防犯対策
外務省危険レベル(2025年9月現在)
- 主要観光地(リマ、クスコ、マチュピチュ等):レベル1(十分注意)
- 一部山間部・国境地帯:レベル2-3(渡航中止勧告)
服装・持ち物管理
- 高価な服装・アクセサリーは避ける
- バックパックは前に抱える(特に混雑時)
- 現金は複数箇所に分散
- パスポートコピーを別途保管
- クレジットカード2枚は必須
RFID対応セキュリティポーチは、クレジットカードのスキミング対策にも効果的。南米ではカード犯罪が多いため必携アイテムです。
移動の安全確保
- 公式タクシーまたはUberのみ利用
- 流しのタクシーは絶対に乗らない
- 夜間の一人歩きは絶対に避ける
- 19:00以降は外出禁止を自分ルールに(特にリマ)
地域別治安情報
リマ
- ミラフローレス、サン・イシドロ:比較的安全
- セントロ(旧市街):日中のみ、夜は危険
- カヤオ地区:近づかない
クスコ
- アルマス広場周辺:観光警察配備で安全
- サン・ブラス地区:日中は問題なし
- 夜間も比較的安全だが、一人歩きは避ける
マチュピチュ・アグアスカリエンテス
- 観光地のため治安良好
- ただし観光客狙いのスリ注意
女性特有のリスクと対策
声かけ・ピロポ(口笛)対策 ペルーでは女性へのピロポ(賛辞を伴う声かけ)が文化として根付いていますが、不快に感じる場合も:
- 毅然とした態度を保つ
- 無視して歩き続ける
- 困った時は近くの店に入る
- 観光警察(105)へ連絡
服装による被害軽減
- 露出の多い服装は避ける
- サングラス着用で視線を避ける
- 現地女性の服装を参考に
一人旅の安全対策については、女性一人旅の宿泊施設選び完全ガイドでも詳しく解説しています。
よくあるトラブルと対処法
タクシーぼったくり対策
- 料金交渉:乗車前に必ず確認
- Uber優先:料金明確、安全性高い
- 空港タクシー:公式カウンターで予約
- 相場:リマ市内10-30ソル、クスコ市内5-15ソル
スリ・置き引き対策
- バスターミナル:荷物から目を離さない
- レストラン:椅子の背もたれにかけない
- 観光地:人混みではバッグを前に
詐欺の手口と対策 よくある詐欺パターン:
- 偽警察官:身分証提示を求め、財布チェック→本物の警察は路上で財布を見せるよう要求しない
- 靴汚し詐欺:靴を汚して拭く際にスリ
- 両替詐欺:偽札を混ぜる
健康・高山病対策
高山病の症状
- 頭痛、吐き気、めまい
- 息切れ、食欲不振
- 睡眠障害
予防法 1. ゆっくり行動:到着初日は休息 2. 水分補給:1日2-3リットル 3. コカ茶:現地で常飲 4. ダイアモックス:到着24時間前から服用 5. アルコール・重い食事避ける 6. 深呼吸を意識
重症化した場合
- すぐに低地へ移動
- 酸素ボンベ使用(ホテル・薬局で入手可)
- 病院受診
その他の健康注意
- 水道水は飲まない(ボトルウォーター必須)
- 生野菜・生果物は避ける(セビーチェは例外)
- 氷入り飲み物も要注意
- 日焼け止め(SPF50+)必携
緊急時の連絡先
在ペルー日本国大使館
- 電話:+51-1-219-9500
- 住所:Av. San Felipe 356, Jesus Maria, Lima
現地緊急番号
- 警察:105
- 観光警察:0800-22221(英語対応)
- 救急車:106/116
- 消防:116
必携アプリ&ツール
交通・移動
Uber
- ペルーで最も安全な移動手段
- 料金事前確定、クレジット決済可能
- リマ・クスコで利用可能
Beat
- ペルー版Uber、やや安い
- スペイン語のみ対応
コミュニケーション
Google Translate
- スペイン語⇔日本語翻訳
- カメラ翻訳機能が便利
- オフライン翻訳対応
iTranslate
- 音声翻訳に強い
- レストランでのオーダーに便利
グルメ・観光
TripAdvisor
- レストラン・観光地の口コミ確認
- ペルー料理店の評価が充実
Peru Hop
- 長距離バス予約アプリ
- 観光客向け安全バス
旅仲間探し・安全確保
Torifure(トリフレ) ペルー一人旅での心強い味方となるマッチングアプリです。
「マチュピチュで一緒に写真を撮り合いませんか?」「クスコで夕食を一緒に楽しみませんか?」「レインボーマウンテンツアーに一緒に参加しませんか?」といった、一人旅の不安を解消できる出会いを提供。
主な活用法
- 観光地での写真撮影パートナー探し
- 食事相手の募集(ペルー料理をシェアして楽しめる)
- ツアーの相乗り相手探し(レインボーマウンテン等)
- 緊急時の連絡先として現地在住者とつながり
- 高山病時のサポートを依頼
特にペルーでは「ディナーだけ一緒に」「マチュピチュ遺跡見学を一緒に」といったスポット参加が人気。一人旅の自由度を保ちながら、安全性と楽しさを両立できます。
認証機能付きで安心・安全に利用でき、事前チャットで旅の目的や行程を共有できるため、価値観の合う旅仲間が見つかりやすいのも特徴です。
予算を抑える節約テクニック
1. 航空券を安く買う方法
ベストシーズンを避ける
- 5月・9月-11月が航空券最安値
- 乾季(6-8月)は高騰するため避ける
- 早期予約割引:3-4ヶ月前
経由便を活用
- メキシコシティ経由(Aeromexico)
- パナマ経由(Copa Airlines)
- ヒューストン経由(United Airlines)
2. 宿泊費節約術
ホステル利用
- ドミトリー:60-100ソル(約2,482-4,136円)/泊
- プライベートルーム:120-180ソル(約4,963-7,445円)/泊
おすすめホステル予約サイト
- Hostelworld
- Booking.com
- Airbnb(長期滞在割引あり)
3. 食費節約のコツ
ローカル食堂(Menú del día)活用
- メヌー・デル・ディア:10-20ソル(約414-827円)
- スープ+メイン+ドリンク付き
- 昼食時のお得セット
市場(Mercado)で食材購入
- フルーツ:1kg 5-10ソル
- パン:1個 1-2ソル
- ボトルウォーター:1.5L 2-3ソル
長距離バス移動や高地での観光中、スマートフォンのバッテリー切れは致命的。大容量モバイルバッテリーは命綱です。
4. 交通費節約
Peru Hop活用
- 観光客向けバス会社
- リマ⇔クスコ:約130ソル(約5,377円)
- 途中観光地立ち寄り可能
ローカルバス
- リマ⇔クスコ:60-80ソル(安いが快適性低)
- 夜行バス利用で宿泊費も節約
5. 観光費節約
学生割引活用
- 国際学生証(ISIC)で半額
- マチュピチュ、博物館等で適用
無料スポット
- クスコ旧市街散策
- リマのビーチ沿い
- サン・ブラス地区のアート巡り
季節別ペルー一人旅のポイント
ベストシーズン(6月-8月):乾季で晴天率高
メリット
- 晴天が続く(晴天率80%以上)
- マチュピチュが最も美しい
- 道路状況が良好
デメリット
- 航空券・ホテルが最高値
- 観光地が混雑
- マチュピチュチケット完売多数
- 朝晩の冷え込み激しい(0-5℃)
ショルダーシーズン(4-5月・9-11月):バランス型
メリット
- 料金が手頃
- 観光地も比較的空いている
- 天候も比較的安定
デメリット
- 雨が降る日もある(特に11月)
- 朝晩の寒暖差大きい
雨季(12月-3月):リーズナブル
メリット
- 航空券・ホテルが最安値
- 観光地が空いている
- 緑豊かな景色
デメリット
- 雨が多い(午後に集中)
- マチュピチュ鉄道運休リスク
- ナスカ遊覧飛行中止の可能性
- レインボーマウンテン閉鎖
必須持ち物チェックリスト
セキュリティ関連
- セキュリティポーチ(RFID対応)
- 南京錠(ホステル利用時)
- 海外旅行保険証
- パスポートコピー(複数枚)
高山病・健康対策
- ダイアモックス(高山病薬)
- 酔い止め(ナスカ遊覧飛行用)
- 常備薬(胃腸薬・解熱剤等)
- 日焼け止め(SPF50+必須)
気候対応
- 防寒着(ダウンジャケット推奨)
- レインウェア
- 帽子(日除け・防寒兼用)
- 手袋(レインボーマウンテン用)
- サングラス(UV400以上)
- マスク(砂埃対策)
電子機器・通信
- 変換プラグ(Aタイプ・Cタイプ)
- モバイルバッテリー(20000mAh以上)
- eSIMまたは現地SIMカード
- 防水ケース(雨・砂対策)
服装
- トレッキングシューズ(防水)
- 速乾性Tシャツ(3-4枚)
- 長ズボン(2-3本)
- フリース(中間着)
- サンダル(ホステル用)
9日間の旅では、軽量で拡張機能付きのスーツケースが便利。お土産が増えても対応できます。
スペイン語基本フレーズ
挨拶・基本
- こんにちは:Hola(オラ)
- ありがとう:Gracias(グラシアス)
- すみません:Perdón(ペルドン)
- 英語話せますか?:¿Habla inglés?(アブラ イングレス?)
- 日本人です:Soy japonés/japonesa(ソイ ハポネス/ハポネサ)
移動・買い物
- いくらですか?:¿Cuánto cuesta?(クアント クエスタ?)
- 空港に行ってください:Al aeropuerto, por favor(アル アエロプエルト、ポル ファボール)
- これをください:Esto, por favor(エスト、ポル ファボール)
- 高すぎます:Es muy caro(エス ムイ カロ)
- 安くして:Más barato, por favor(マス バラト、ポル ファボール)
レストラン
- メニューください:El menú, por favor(エル メヌー、ポル ファボール)
- お会計:La cuenta, por favor(ラ クエンタ、ポル ファボール)
- おいしい:Delicioso(デリシオソ)
- 水ください:Agua, por favor(アグア、ポル ファボール)
緊急時
- 助けて:¡Ayuda!(アユダ!)
- 病院はどこですか?:¿Dónde está el hospital?(ドンデ エスタ エル オスピタル?)
- 警察を呼んで:Llame a la policía(ジャメ ア ラ ポリシア)
- 具合が悪い:Me siento mal(メ シエント マル)
よくあるFAQ
Q1. ペルー一人旅は女性にとって安全ですか?
A1. 主要観光地では適切な注意をすれば比較的安全です。夜間外出禁止、公式タクシー利用、高価な服装を避けることが重要。リマの一部地域は避け、クスコやマチュピチュは比較的安全です。Q2. 予算30万円で本当に9日間楽しめますか?
A2. 十分楽しめます。中級ホステル宿泊・ガイド付きツアー参加・マチュピチュ+ナスカ観光を含めて予算内に収まります。ローカル食堂とレストランのバランスがカギです。Q3. 高山病は本当に大丈夫?
A3. 個人差がありますが、適切な対策で軽減可能です。到着初日は休息、水分補給、コカ茶、ダイアモックス服用が効果的。症状が重い場合は低地へ移動しましょう。Q4. マチュピチュのチケットは現地で買えますか?
A4. 可能ですが、繁忙期(6-8月)は完売リスクあり。オンライン事前購入を強く推奨します。公式サイトが満席でも、代理店で直前購入できる場合があります。Q5. スペイン語ができなくても大丈夫?
A5. 観光地やホテルでは英語が通じます。ただしローカル食堂や市場では通じないため、翻訳アプリと基本フレーズの習得をおすすめします。Q6. ビザは必要ですか?
A6. 日本人は90日以内の観光目的の滞在ではビザ不要です。パスポートの残存期間が入国時点で6ヶ月以上あることが条件。入国時に電子入国システム(TAM)への登録が必要です。Q7. 現地でのインターネット環境は?
A7. ホテル・カフェ・レストランではWi-Fiが利用できます。移動中も安心して使いたい場合は、eSIM(約2,000円/9日間)がおすすめ。Claro・Movistar等の現地SIMも購入可能。Q8. チップは必要ですか?
A8. ペルーではチップ文化ありです。レストランで会計の10%、ホテルで10-20ソル/泊、ツアーガイドで50-100ソル/日が目安です。Q9. 水道水は飲めますか?
A9. 水道水は避け、ボトルウォーターを購入してください。氷入りの飲み物も注意が必要です。Q10. 旅行保険は必要ですか?
A10. 海外旅行保険への加入を強く推奨します。高山病での医療費や盗難・紛失時の補償、緊急時の日本語サポートなど重要な保障が含まれます。Q11. 一人で食事だけ誰かと合流できる?
A11. 主要観光エリアならOK。Torifureなら認証ユーザー同士で事前チャットができ、「夕食だけ一緒に」「ペルー料理をシェアしながら情報交換」なども安心して楽しめます。Q12. ナスカの遊覧飛行は酔いやすい?
A12. 小型機で旋回が多いため、酔いやすい人は要注意。酔い止め必須、前日深酒禁止、空腹・満腹を避けることが重要です。ペルー一人旅で人生が変わる瞬間
ペルー一人旅の最大の魅力は、「インカ帝国の神秘との直接対話」です。マチュピチュの石組みの前に立った時、ナスカの地上絵を上空から見下ろした時、レインボーマウンテンの山頂に到達した時——これらすべてが、自分の価値観を根本から変えてくれる貴重な体験となります。
一人旅成功の5つの鍵
1. 高山病対策を万全に
- ダイアモックス服用など事前準備
- 到着初日は無理せず休息
- 水分補給とコカ茶を習慣化
2. 安全第一の計画立て
- 夜間外出禁止などのマイルール設定
- 公式タクシー・Uberのみ利用
- 緊急時連絡先の確実な準備
3. 柔軟性を持った対応
- 天候や体調に合わせたプラン変更を楽しむ
- 現地の人との交流を大切に
- Torifureアプリで旅先での偶然の出会いを楽しむ
4. マチュピチュチケットは早めに
- 1-2ヶ月前の事前購入が鉄則
- 公式サイトが満席でも代理店チェック
- 最悪現地購入も可能だが早朝行列覚悟
5. 自分なりの楽しみ方を見つける
- 歴史好きなら遺跡を重点的に
- 自然好きならレインボーマウンテン重視
- グルメ好きならペルー料理巡り
最後のメッセージ
予算30万円で実現できるペルー9日間の一人旅は、決して贅沢旅行ではありませんが、一生の思い出に残る特別な体験がたくさん詰まっています。天空都市マチュピチュの神秘、ナスカの地上絵の謎、レインボーマウンテンの絶景、ペルー料理の奥深さ——これらすべてが、あなたの価値観に新しい視点をもたらしてくれるはずです。
「一人旅は不安」「高山病が怖い」「ペルーは遠すぎる」そんな心配は、適切な準備と現地での注意深い行動で解消できます。そして、帰国後には「行って良かった」という充実感と、新しい自分への出会いが待っています。
高山病対策さえしっかりすれば、ペルーは一人旅初心者でも十分楽しめる国です。マチュピチュの朝日、ナスカの地上絵、クスコの石畳——これらはテレビや写真では決して味わえない、現地でしか体験できない感動です。
今年こそ、勇気を出してペルー一人旅に挑戦してみませんか?きっと、帰ってくる頃には新しい自分とインカ帝国の奥深い魅力に出会えているはずです。
参照データ・最新情報
公式情報源
- 外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
- 在ペルー日本国大使館:https://www.pe.emb-japan.go.jp/
- ペルー観光庁:https://www.peru.travel/
- マチュピチュ公式サイト:https://www.machupicchu.gob.pe/
為替レート・物価情報
- 1ソル(PEN) = 41.36円(2025年9月現在)
- 平均的な食事代:10-30ソル(約414-1,241円)(ローカル食堂)
- タクシー初乗り:約5ソル(約207円)
- ホテル宿泊費:150-300ソル(約6,204-12,408円)(中級クラス)
航空券・交通情報
- 成田⇔リマ往復:約120,000円(経由便、2-3ヶ月前予約)
- リマ⇔クスコ国内線:約350ソル(約14,476円)
- マチュピチュ鉄道:約250ソル(約10,340円)
